検診をする医師

何しても痩せない病気。

聞いた事がある人もいれば無い人もいると思います。
今回は頑張っても、どうしても痩せれない病気についてお話ししたいと思います。

痩せない病気にかかった時、あなたは体に対してどう対処すればいいか悩みますよね?
まず痩せない病気は1種類では無く、沢山あります。

精神的な病では、うつ病や躁(そう)うつ病があります。
うつ病は、ほとんどの人が知っている病ですよね。

うつ病の方が過食症の場合、過食する気力がなくなります。
そうすると、過食が治った様に見えます。
ですが、見えるだけで根本的には治っていません。

うつ状態が落ち着くと、食欲と気力が回復します。
そうすると、また過食が再開し太り始めます。
うつ病は治る方もいますが、ほとんどの場合が薬を飲み続けて通院していると思います。
なので、太ったり痩せたり極端に体重の変動がおこります。

躁(そう)うつ病、またの名を双極性障害といいます。

双極性障害とは、うつ病で沈んでいる時期と、凄くテンションが高くなる時期があります。
気分が暗い時と明るい時の差が激しいので双極性障害と呼ばれます。

気分の浮き沈みがあるのは、生きていれば普通ですよね?
なので、これは普通だと思い病気に気づきにくいのです。

ですが、普通の人が思いつくテンションが高くなると言う状態ではありません。

  • 眠らなくても活動的
  • 自分がとても偉い人間だと思いこむ
  • お金の使い方が荒くなる
  • 自殺で亡くなる確率がうつ病よりも高い
  • 人とのトラブルが多発する

など色々な事がおこります。

1番下の人とのトラブルが多発する理由。
それは躁状態の時に、普通では無いような行動をとってしまうためです。
気づいてないうちに周りに沢山の迷惑をかけてしまいます。

躁(そう)うつ病が、うつだけの場合と違う点(肥満に関しての理由)

それは、うつ状態の時に過食が増えます。
躁状態の時には過食の回数が減る、または無くなるというタイプの人がいるのです。

どちらの病気にしろ、早急に治療が必要です。
うつ病なのか躁うつ病なのか、または健康なのか。
今自分がどんな状態なのかを把握する必要があります。

クッシング病という痩せない病気もあります。

クッシング病

副腎皮質ステロイドホルモンが過剰に分泌されて体に異常が起こる病気なのです。
その副腎皮質ホルモンの中にコルチゾールというものがあります。
このコルチゾールは生きる事に必要不可欠なステロイドホルモンです。

このクッシング病は脳の下、下垂体に原因があります。
その下垂体に腫瘍が出来ると、ホルモンが過剰に分泌されるのです。

コルチゾールが増殖した状態になると出る症状

初期には高血圧、糖尿病、骨粗しょう症
など、生活習慣病からクッシング病が見つかる事もあります。

酷くなってくると、下肢や前腕の皮膚が薄くなってきます。

薄くなると、皮下の毛細血管が透けて見えます。
ピンクの感じのまだらな模様になってくるのです。

そして、少しづつお腹が出てきます。
お腹が大きな状態に関わらず、大腿部は細くなってくるのです。

更に顔は浮腫んだような赤ら顔になり、体が皮下出血しやすくなります。
そして肥満になりますが、手足は細いのに顔やお腹が太ります。

ここで注意するべきな点

大人だけが発症する病気ではありません!

子供にこのクッシング病がでると、背が伸びにくくなります。
そしてうつ病の傾向がでてきます。

子供は自分で病気には気づけません。大人が注意深く見てあげてください。

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副腎皮質ホルモンはACTHと言います。
ACTHが多くなると、関節部や皮膚のこすれるところが黒ずみます。

病気が進行すると症状は酷くなっていき、感染にも弱くなってきます。
感染に弱くなると、肺炎や肺血症などで亡くなる人もいます。

クッシング病の原因の多くは、下垂体腫瘍です。
腫瘍を取り去る手術が最善の方法です。

この病気は確実に腫瘍を小さくしたり、またACTHを抑える薬がほとんどないのです。
手術後も再発することがあり、もう1度手術をしなければいけなくなる事もあります。

手術で改善できない場合、内服薬や注射をして直接薬を投与します。
放射線療法をする場合もあります。
ですが、放射線後に、副作用で下垂体機能低下症になるケースもあるのです。

痩せない病気に入りますが、なかなか自覚症状の出ない病なのです。
この病気は間脳下垂体機能障害に含まれ、公費負担の対象疾患の1つです。

甲状腺疾患 橋本病なども痩せない病気です。

慢性甲状腺炎ともいうのですが、甲状腺の病気は女性がかかる割合が多いです。
特に橋本病は女性に多く、男性がかかる割合より20-30倍の率となります。

症状としては、食欲がなくなり食事の量が減るのです。

新陳代謝は低下するため、カロリーの消費も減ります。
ですが、浮腫みが出るため体重が増える痩せない病気となるのです。

その他に胃腸の働きも悪く、便秘状態にもなるのです。

甲状腺の腫れは、甲状腺腫とも言われます。
大きさは見ただけではっきり分かるものもあります。
ですが、医者が触れないと分らない様なものまでもあるのです。

橋本病の30%の人は甲状腺機能低下症になります。
残りの70%の人は甲状腺機能が正常なのです。
なので自覚症状も無く橋本病だけでは、特に治療が必要ではありません。

甲状腺機能低下症とは、血液中の甲状腺ホルモンが不足した状態をいうのです。
甲状腺腫があるだけで、他に身体に異常などない場合もあります。
橋本病と気が付かないで生活している人が大半だと思います。

甲状腺腫が目立たないのに甲状腺機能低下のある方。
また甲状腺腫が大きい時でも機能低下が必ずあるとは言えないのです。

甲状腺機能低下の症状

脈の動きがゆっくりになり、脈数は少なくて弱い感じになります。
これは心臓を包む袋に水がたまったりすることで心臓が大きくなるからです。

また浮腫みも甲状腺低下の主な症状です。
圧迫してへこませても元に戻る状態で、朝起きた時の顔や手にもでます。
浮腫みは舌やまぶた、唇にも感じるぐらいです。
喉のむくみは声にでてきます。

他には皮膚の表面もかさかさと乾燥した状態になります。

新陳代謝が低下します。
そうなると寒さに弱い体となり、夏の暑さも感じられなくなる傾向です。

無気力にもなります。
よく居眠りをしたり、口がもつれたりと話し方もゆっくりとなります。

また妊娠や月経異常などもあります。
治療しないで放置していると、妊娠しても流産しやすくなる人もいます。
月経異常は通常より量がとても多くなったり、長期間月経がある人もいます。

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痩せない病気の理由

浮腫みの症状もありますが、胃腸の働きも悪くお腹が張り便秘もします。

注意したい橋本病ですが、バセドウ病に間違われる事もあります。
症状が似ているので、血液検査をして調べます。

バセドウ病の人が機能低下症になる場合もあります。
病状がよくなった後で甲状腺機能低下症になり、橋本病と区別できない場合もあるのです。

また他にも、橋本病とそっくりの甲状腺機能低下症があるのです。

無痛性甲状腺炎という自然に治るものもあります。
ですが、甲状腺機能亢進症の症状の、橋本病の急性憎悪などもあります。

数をあげたらキリが無いほど色々な病気があります。
なので、もしダイエットを頑張っているのに痩せない時!
実は病にかかっているのかもしれません。

病では無いのに痩せない!